2016年の春、5月24日まで東京上野の東京都美術館で行われた伊藤若冲生誕300年記念の若冲展は大盛況でしたね。この伊藤若冲展が、まさに若冲の故郷である京都の4か所の美術館・博物館で2016年は行われていました。2017年に入っても観れるのは、
相国寺承天閣美術館です。
以下、相国寺承天閣美術館の若冲展を紹介します。
復活:若冲生誕300年記念 伊藤若冲展後期 at 相国寺承天閣美術館
期間:2016年月12月15日~2017年5月21日
場所:相国寺承天閣美術館
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料:一般 800円 65歳以上・大学生 600円 中高生 300円 小学生 200円
相国寺承天閣美術館とは?
相国寺は、臨済宗相国寺派の大本山で、室町時代第三代将軍足利義光によって創建されたお寺です。
あまりにも有名な金閣寺、銀閣寺が実は相国寺の塔頭であることは、あまり知られていないトリビアな話題です。
相国寺承天閣美術館は、相国寺内にある美術館です。1984年に相国寺創建600年記念事業として開館しました。相国寺は、伊藤若冲ゆかりのお寺です。若冲による傑作”鹿苑寺大書院旧障壁画”の一部が常設されていることもあり、今回の伊藤若冲300年にちなんで相国寺承天閣美術館でも若冲展が開催されることになりました。
京都駅からの相国寺最寄り駅 orバス停までの行き方
1)地下鉄:京都駅より、地下鉄烏丸線国際会館行きで5つめの今出川駅下車。
2)バス:京都市営バス 59系統、201系統、203系統で、
同志社前下車
地下鉄今出川駅で降りてから、相国寺承天閣美術館への行き方を写真で紹介します。
今出川駅では1番出口から行くのがわかりやすいと思いますので紹介しますね。
1番出口を出たら、右折します。
右折すると道の両側に同志社大学キャンパスが見えます。
道路を隔てて、左側に見える建物は、同志社大学の法学系大学院のキャンパスになります。
相国寺を示す標識が見えてきました。右折しましょう。
すぐ左側にみえるパパジョンズというお店はチーズケーキがとてもおいしいです。
しばらく歩くと相国寺の入口が見えてきますので、あとは美術館の
案内がありますので、それに沿って行けば美術館に到着します。
入口から徒歩5分くらいです。
以下、相国寺承天閣美術館周辺の地図も参考にしてください。
相国寺承天閣美術館 若冲展後期の見どころ
2017年=平成29年は酉年です。酉年にあやかり、
初公開の鸚鵡牡丹図をはじめとした鳥の絵が多く展示されます。
鸚鵡牡丹図以外の作品としては、
岩上鷹図
布袋軍配図
布袋渡河図
牡丹図南海賛
葡萄小禽図
など見所満載、かつ約6か月開催されるのがうれしいですね。
関連記事:相国寺承天閣美術館で伊藤若冲展:釈迦三尊像と動植綵絵のレプリカ見事です
若冲のお墓があります
比較的西側の入口近くに、伊藤若冲の墓があります。
若冲は50代のときに、生前墓を相国寺の塔頭、松鷗庵に建立することを決め、
その墓石に刻む銘文を大典禅師に頼みました。
この「若冲居士寿蔵碣銘」は、若冲の境遇や学画、制作の状況を良く知っていた
大典ならではの文になっています。向かって一番右側の墓です。
なお若冲の墓の左隣が足利義政の墓です。
さらに左隣は、藤原定家の墓です。
伊藤若冲のお墓の本家は、伏見稲荷大社の近くの石峰寺にあります。
関連記事:伊藤若冲展ゆかりの相国寺にある承天閣美術館と伊藤若冲の墓の紹介
あと、せっかく京都市内に来られるなら、国宝仏像数の多いお寺も参観してみてください。
終了しました:特別陳列 生誕300年 伊藤若冲 at京都国立博物館
期間:2016年12月13日(火曜)~2017年1月15日(日曜)
場所:京都国立博物館 平成知新館
休館日:月曜日、年末年始(12月26日~1月1日)
開館時間:午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)
入館料:一般 520円、大学生 260円、高校生以下および満18歳未満、満70歳以上は無料
京都国立博物館への京都駅からの行き方
バス:京都駅から、京都市営バス急行100・206・208系統で 博物館・三十三間堂前 バス停下車目の前。
または、京阪電車:七条駅 から徒歩約7分
ここがバス停の写真です。
バス停を降りたら、進行方向に少し歩くとすぐ博物館が見えてきます。
今回、若冲の展示があるのは平成知新館というところになります。写真の中央奥に見える建物です。
最寄りの駅 京阪七条駅です。
ここの出口から、東方面に約7分歩くと国立博物館に到着します。
出口を出て左折した方向が東方面になります。
ということで、あまり歩くのが得意でない方は、京都駅からバスで行くのが便利だと思います。
以下の記事も参考にしてみてください。
伊藤若冲展 京都国立博物館で開催します。
京都国立博物館周辺の地図
なお、今年の若冲本をいくつか紹介します。展覧会の前に読んでみるのもいいかもしれません。
以下ご覧ください。
京都への行き方は以下をご参考にしてみてください。
終了しました:伊藤若冲生誕300年記念展覧会 「若冲の京都 KYOTOの若冲」at京都市美術館
期間:2016年10月4日(火曜)~12月4日(日曜)
場所:京都市美術館
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし月曜日が休日のときは開館)
入館料 大人1200円 高大生1000円 小中生500円
かつ、JAF会員だと200円割引など、お持ちになっているカードなどで割引が適用される場合があります。
京都市美術館への京都駅からの行き方
地下鉄:京都駅から地下鉄烏丸線、国際会館行きに乗り、 烏丸御池駅下車、東西線に乗り換えて、六地蔵方面乗車、 東山駅下車 徒歩約10分です。
バス:京都市営バス5系統、46系統、急行100系統で
岡崎公園美術館・平安神宮前 下車 目の前です。
以下の関連記事では行き方詳細を写真と共に紹介しております。
関連記事:【伊藤若冲展】京都市美術館で2016年10月4日~12月4日開催です。絵の入れ替えあります。
関連記事:【生誕300年伊藤若冲展 若冲の京都 KYOTOの若冲】京都市美術館で2016年10月4日~12月4日開催です。前売りチケットは200円お得です。
京都市美術館周辺の地図
京都市美術館若冲展の見どころ
パンフレットにあるように、期間限定展示での百犬図が圧巻だと思います。
11月15日~12月4日の展示です。
さらには、以下のような展示があります。
松竹梅群鶴図 11月1日~12月4日展示
象と鯨図屏風(MIHO MUSEUM蔵) 11月8日~11月20日展示
雪梅雄鶏図(両足院蔵) 11月8日~12月4日展示
果蔬涅槃図(京都国立博物館蔵) 11月15日~12月4日展示
樹花鳥獣図屏風(静岡美術館蔵) 11月22日~12月4日展示
終了しました:若冲生誕300年記念伊藤若冲展 at細見美術館
関連記事:伊藤若冲展が行われている細見美術館への行き方を紹介します。
期間:2016年6月25日(土曜)~9月4日(日曜)
場所:細見美術館
開館時間:午前10時 – 午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:毎週月曜日
入館料: 一般1200円、学生1000円
細見美術館とは?
実業家であり日本画コレクターでもあった
細見古香庵に始まる細見家3代が収集した美術品を元に開館した美術館です。
細見美術館への京都駅からの行き方
平安神宮の南西側にあります。行き方はいくつかあります。
・地下鉄を使う方法
地下鉄東西線 東山駅 2番出口 京都駅からだと 京都駅から出ている地下鉄烏丸線で、北方面の ”国際会館行き”に乗り、烏丸御池で下車します。 ここで東西線に乗り換えて、 東西線 六地蔵行きに乗車、東山駅下車です。
・バスを使う方法
市バス 31・32・201系統 東山二条・岡崎公園口下車
市バス 32・46系統 岡崎公園ロームシアター京都下車 西へ約2分
市バス 洛バス100号系統 岡崎公園 美術館・平安神宮前 下車 徒歩約5分
細見美術館周辺の地図
コメント
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