京都には沢山の神社仏閣がありますが、ひとつ穴場として紹介したいのが、
京都の東、岡崎にある金戒光明寺です。
ここは、アフロヘア仏像があまりにも有名ですが、紅葉の隠れた名所でもあります。
そのうえ、2016年秋の特別公開においては、伊藤若冲の作品
”群鶏図押絵貼屏風”も鑑賞することが出来ます。
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金戒光明寺とは?
浄土宗のお寺です。本尊は阿弥陀如来です。
京都の浄土宗のお寺としては、京都東にある知恩院同様に浄土宗の七大本山の一つです。
1175年(承安5年)春、法然によって建立されたといわれています。
金戒光明寺への行き方
電車での最寄り駅といっても遠く、バスで行くのが良いと思います。
京都駅からの行き方を記します。
市バス5系統 で東天王町下車 徒歩約15分
市バス100系統 岡崎神社前下車 徒歩約10分
以下、岡崎神社前で下車した後の行き方を写真で紹介いたします。
まずは、岡崎神社前で下車します。下車したら、進行方向=東方面に歩いていきます。
しばらく歩くと、今回光明寺への道しるべが出てきます。黒谷本山と書かれています。
この道しるべに沿って左折してください。
道はこんな雰囲気です。物静かです。
しばらくすると門が見えてきます。
なお、金戒光明寺の南側には平安神宮があり、南東側には、永観堂や南禅寺があります。
地下鉄東西線の蹴上駅で降り、まず平安神宮、南禅寺、永観堂などを参拝してから
金戒光明寺に参拝するのも良い方法だと思います。
アフロヘア仏像について
金戒光明寺の名所の一つが、通称アフロヘア仏像です。
正式名称は五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀仏といいます。
五劫思惟とは、阿弥陀仏が修行者であった時に、誓願をたてるため
五劫もの長時間にわたって思索をこらしたこと。
ここで五劫の劫は、大変長い時間の単位であり、五劫自体すごい長い時間のことです。
落語の、寿限無で”「五劫のすり切れ」という言葉が出てきますね。
この名前の通り、五劫思惟阿弥陀仏は、ものすごく長い時間思索をしている中で、
髪の毛が伸びてしまったことを表しております。
この五劫思惟阿弥陀仏は、金戒光明寺だけでなく、日本全国10数か所あるようですが、
ここ金戒光明寺の仏像は石仏というのも珍しく、江戸時代中期の作品と言われ、
かつ外に雨ざらしになっているのが特徴です。その割にあまりお姿が傷んでいないのが
素晴らしいと思いました。以下お参りしてきたときに撮影した写真です。
なおこのアフロ仏像は、先ほど紹介した道から行くと比較的容易に見つかります。
以下のような標識もあり、どこかなと思ったらすぐ近くに野ざらしで安置されております。
紅葉について
金戒光明寺は紅葉の名所としても有名です。
広い境内の中において、”紫雲の庭”、山門の南北方向などが特におすすめのところです。
”紫雲の庭”、”山門の中”はそれぞれ拝観料が要ります。
以下の写真にあるように、”紫雲の庭”は、、御影堂、大方丈と合わせて600円になっています。
一方、山門は800円です。セット券は1200円になっています。
さらに夜間拝観=ライトアップは、800円になっていますが、ライトアップのときは
山門は拝観できないようです。
さらに伊藤若冲の襖絵も鑑賞できます
ちょうど特別公開の”大方丈”におきまして、伊藤若冲の作品、”群鶏図押絵貼屏風”
を観賞できます。
ということで、金戒光明寺は、アフロ仏像、紅葉、若冲と沢山見どころがあります。
比較的すいているので穴場の名所だと思います。
コメント
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