京都市美術館で行われている伊藤若冲展について
2016年10月4日(火)から12月4日(日)まで、岡崎公園内の京都市美術館では、
地元ならではの若冲展が行われています。
展示される作品は123点ですが、会期中に展示替えがあるので1回ですべて鑑賞することはできません。
まずは前半の作品ということで、鑑賞してまいりましたので、レポートしたいと思います。
京都市美術館の行き方
京都市美術館への行き方は大きく分けると、電車とバスがあります。
(もちろんタクシーを使う方法はありますが・・・)
電車の場合は地下鉄を利用します。
以下に京都駅からを例にとって、電車、バスそれぞれで行く方法を記します。
電車=地下鉄を利用する方法
京都駅から地下鉄烏丸線国際会館行き乗車、3つめの烏丸御池駅下車。
そこで、地下鉄東西線に乗り換え。六地蔵方面行き乗車。3つめの東山駅下車。
徒歩約10分です。
バスで行く方法
京都駅前北側(五条口側でなく)のバスロータリーにおいて、
A1乗り場から 市バス5番で”岩倉行き”乗車 または、
D1乗り場から 市バス100番”銀閣寺行き”もしくは110番”祇園平安神宮行き”乗車、
いずれのバスでも”岡崎公園 美術館・平安神宮前”下車です。
地下鉄東山駅からの行き方を写真で紹介します。
バスの場合は、美術館の手前に着くので、すぐ美術館がわかりますが、地下鉄の場合は
10分ほど歩くので、その行き方を写真で説明したいと思います。
東山駅の改札口を出たら、1番出口に向かってください。
すなわち、改札口出て右折してまっすぐ歩いてください。
ずっと歩いて、階段を上ると、1番出口外に出られます。
ここが1番出口を出たところです。
そこを左折してください。左折したらすぐの道をまた左折します。
以下写真で見えるすぐの道を左折してください。
暫く歩くと小川に出くわしますので、その小川に沿ってずっと歩いてください。
そうしますと、平安神宮の鳥居が見えてきます。
その平安神宮の鳥居の右側にある建物が、京都市美術館になります。
京都市美術館周辺の地図です。
今回の若冲展の特徴は?
展示はよく工夫されていて、花鳥図を並べたり、雄鶏図を揃えたり、
同じ題材を比較しながら楽しめるようになっていました。
その理由として、今回の展覧会は美術史家の狩野博幸さんの鑑賞のもとに、展示構成が
わかりやすくなっていました。京都を中心とした国内に所蔵元がある作品がほとんどでした。
今回の若冲展の感想
描かれた年代によっても違いがあることに興味を惹かれました。
初期の頃の生真面目さは見る者の気持ちを引き締めてくれます。
また、晩年のユーモアたっぷりの洒脱な作品には、快いなごみが感じられました。
5月に上野で見た『動植綵絵』のような華やかさはありませんが、
また違った若冲の魅力を発見できると思います。
できれば展示替えした後も見ておきたい展覧会です。
展示替えで観れる作品とは?
ということで、京都市美術館の若冲展 展示替えで観れる作品の代表的なものを紹介したいと思います。
松竹梅群鶴図 11月1日~12月4日展示
象と鯨図屏風(MIHO MUSEUM蔵) 11月8日~11月20日展示
雪梅雄鶏図(両足院蔵) 11月8日~12月4日展示
果蔬涅槃図(京都国立博物館蔵) 11月15日~12月4日展示
百犬図(個人象) 11月15日~12月4日展示
樹花鳥獣図屏風(静岡美術館蔵) 11月22日~12月4日展示
さらに今後京都で観れる若冲の作品は?
京都市美術館だけでなく、他でも若冲の作品が観れる催しがあります。
すこしまとめてみました。
10月28日~11月7日 宝蔵寺 特別公開”髑髏図”、”竹に雄鶏図”
11月1日~12月4日 金戒光明寺 特別公開 ”群鶏図屏風”
12月9日~2017年1月9日 両足院 特別公開 ”雪梅雄鶏図”
12月13日~2017年1月15日 京都国立博物館
京都国立博物館では、今回、京都市美術館でも観れる”百犬図”、”果蔬涅槃図”も観れますし、
さらには、”乗興舟”や”石灯籠図屏風”なども観ることが出来ます。
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