京都文化博物館ご存知ですか?
京都だと、国立博物館とかが有名ですが、京都市中心街である烏丸近くにある京都文化博物館で、2017年祇園祭の展示も行っていますので、ぜひ祇園祭を勉強するためにも行ってみてください。
京都文化博物館とは?
京都の中では比較的新しい博物館で、昭和の最後のほう、1988年(昭和63年)10月1日に開館しました。目的は、”京都の歴史と文化の紹介”で、平安遷都1200年記念事業として開設されたものです。平安遷都は794年ですから、1994年が1200年だったわけで、その前に開設されたことになりますね。
元々は、1968年(昭和43年)に、平安博物館という名前で、旧日本銀行京都支店を使用した私立博物館でしたが、1988年に、京都府の博物館となり、この古い建物の隣に、近代的な建物が建設され、今はその建物が本館となり、旧日本銀行京都支店が別館になっています。
これが本館です。
これが別館です。東京駅に似ているなぁと思ったら、東京駅と同じ日本建築で有名な佐賀県唐津出身の辰野金吾氏の設計によるものです。
京都文化博物館の周辺地図です。
京都文化博物館は、本館が展示の中心で、別館は、ホール、店舗になっています。
本館は、6階建てで、1階がチケット売り場、2階が総合展示室、3階がフィルムシアターと特別展示場、4階が特別展示場、
5階がギャラリー(洋室)、6階がギャラリー(和室)になっています。
2017年6月、7月は2階の総合展示室で祇園祭の展示があります。
2階の総合展示室は、”京の歴史”を展示する場所です。
そして、この2階総合展示室の一角で、2017年の6月から7月にかけて、祇園祭の展示があります。
2017年6月18日までは、祇園祭ー放下鉾の名宝 という展示です。
2017年6月20日から7月30日までは、山鉾巡行の歴史と文化 という展示になります。
祇園祭の山鉾、そして放下鉾とは?
まずは、2017年6月18日まで行われている放下鉾について触れます。
そもそも祇園祭の山鉾とは、お祭りの山車なのですが、山は、木があり、比較的小さい山車なのに対して、
鉾は、大きく、かつ真ん中の塔のてっぺんに何らかのシンボルがあります。
現在は、前祭で23の山鉾が、後祭で10の山鉾が巡行します。
放下鉾は、前祭に登場します。
放下鉾の名前の由来は、放下僧という道芸の一種の手品や曲芸のたぐい、あるいはそれを演ずる者を
モチーフにした鉾で、インドなど海外の品が沢山飾られているのが特徴です。
出典:ザ・京都
今回の京都文化美術館においては、放下鉾に関する沢山の品々が展示されていますので、ぜひご覧になってみてください。
祇園祭ー放下鉾の名宝ーの情報
展示期間:2017年4月8日~6月18日
休館日:毎週月曜日
開館時間:10時~19時半 遅くまで行っています。
会場:2階総合展示室
入場料:大人500円、大学生400円、小中高生300円
電話番号:075-222-0888
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