【伊藤若冲】伏見稲荷大社の近くにある　石峰寺は、今話題の伊藤若冲のお墓並びに、羅漢があります。

石峰寺というと、あまり知られていないかもしれませんが、
今年（２０１６年）、江戸時代中ごろの画家、伊藤若冲生誕３００年ということで、
伊藤若冲ゆかりのこのお寺を紹介したいと思います。有名な伏見稲荷大社の近くにあります。

”いしみねでら”　と呼ぶのではなく、”せきほうじ”と呼びます。
歴史は思いの他新しく、１７１３年（正徳３年）に、
黄檗山大本山萬福寺の和尚が開設したお寺です。

石峰寺に入ってみましょう。

案内の看板があります。

ここが入り口です。

寺の境内の裏手の山にある五百羅漢の石像です。
これは伊藤若冲の下絵に基づいて作られたものであり、
”若冲五百羅漢”とも言われています。

以前は、撮影できたのですが、２０１２年に心無い方が
石像に帽子を被せたり、ろうそくをつけたりということを
してから、写真撮影などは全面禁止となっています。

なんと、東京文京区にある椿山荘の裏庭に、
石峰寺の五百羅漢の幾つかが設置されています。

１８００年、若冲が８５才でこの世を去ったときに居住していたのが
この石峰寺でした。
この石峰寺に伊藤若冲のお墓がありました。

ぜひ、伏見稲荷参拝の後は、この石峰寺にも訪れてみてください。

京阪電車深草駅下車　徒歩約５分
JR奈良線稲荷駅下車　徒歩約８分

拝観時間：夏季９時から１７時、冬季９時から１６時
拝観料：大人３００円、子供２５０円