一味違う京都観光案内:今回は、愛宕念仏寺を紹介します。
愛宕念仏寺とは?
嵯峨野巡りで北のほうにある見所で有名なのは、一般には、あだし野の念仏寺だと思います。
その、あだし野の念仏寺からさらに歩くこと約10分、別の念仏寺があるのをご存知でしょうか?
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それは愛宕念仏寺といいます。愛宕というと、”あたご”と読むのが一般的かと思いますが、
”おたぎねんぶつじ”と読みます。
愛宕念仏寺の歴史
奈良時代に現在の東山方面に出来た寺がルーツになります。その当時の地名が愛宕だったので
愛宕寺という名前になったそうです。
平安時代になり、その寺が鴨川の洪水で全て流されて廃寺となってしまったそうです。
その復興を命じられたのが、天台宗の僧”千観内供”で、生涯念仏を絶やすことがなかったことから
”念仏上人”とも呼ばれていて、それに基づき、寺の名前が”愛宕念仏寺”と言われるようになりました。
愛宕念仏寺への行き方
嵯峨野巡りでずっと天龍寺から北へ進んで、野宮神社、落柿舎、二尊院、祇王寺、あだし野の念仏寺、
と歩いたら是非もう少し歩いて来られてください。
または、京都バス 清滝行きが、京都駅若しくは京阪三条より出ていますので、
愛宕寺前で下車すれば、すぐに寺に到着します。
愛宕念仏寺周辺の地図です。
愛宕念仏寺の中を紹介します
ここが愛宕念仏寺の入り口です。
愛宕念仏寺の説明看板です。
拝観料は300円でした。安いほうですね。開門時間が午前8時というのも早いほうですね。
境内に入ると可愛い顔をした石仏が一杯あり、壮観でした。
行ったのは2015年11月7日でしたが、結構紅葉していて感動しました。
ふれ愛観音堂で観音様に触れてきました。触れることで心身の痛みを癒してくれるそうです。
本堂です。
本堂近くにも沢山の念仏がありました。
紅葉と念仏石仏がなぜかフィットしますね。
まだ紅葉し始めているところなので、紅葉も全てが赤色でなく、さまざまな色を楽しめました。
念仏の歴史は決して古くなくないようです。
お寺は、太平洋戦争中に無住寺となり、さらに昭和25年の台風被害で廃寺になってしまったという
悲しい歴史を経て、昭和30年代に復興、
昭和55年より山門の解体復元修理をはじめとして、復興事業が行われ、その際に復興祈願に賛同した
参拝者の人々の手によって彫られた、約1200体の石造の羅漢が並ぶようになったということです。
是非、嵯峨野巡りの際に、あだし野の念仏寺まで来られた方は、あと10分程度ですから歩いて頂き、
もうひとつの念仏寺である愛宕念仏寺にもいらしてみてください。紅葉の穴場でもありますよ。
とても癒されると思います。
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