京都嵯峨野の紅葉の穴場は清涼寺近くの宝筐院です~一味違う京都観光案内~

京都の神社仏閣

一味違う京都観光案内:今回は、京都嵯峨野にあり、紅葉の穴場でもある清涼寺近くの宝筐院を紹介したいと思います。




宝筐院とは?

京都の紅葉シーズンは、嵯峨野も大変な人が訪れます。
天龍寺を始めとして、天龍寺の塔頭である宝厳寺、さらには常寂光寺二尊院祇王寺などは
土日の拝観客は相当なものがあり、場合によっては入場するのにも時間がかかることがあります。
そうした中でひとつ穴場とも言える寺院をご紹介します。
穴場寺院は、嵯峨野メインストリートをずっと北に行ったところにある清涼寺近くの宝筐院です。

宝筐院への行きかた

非常に簡単で、天龍寺がある嵯峨野メインストリートをひたすらまっすく北側、
すなわち渡月橋と反対方向に歩き、JR嵯峨線の踏切を越えた次の比較的大きな交差点も超えて
歩くと、清涼寺にぶつかります。下の写真が清涼寺です。

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その清涼寺に入らずに清涼寺の前の道を左折して、まっすぐ行った
ところが宝筐院の入り口になります。ここです。

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宝筐院周辺の地図です。

宝筐院の歴史

簡単に歴史を紹介します。
宝筐院は、平安時代に白河天皇によって建立された寺です。白川天皇は1053年~1129年ですから
平安時代後半といえますね。その当時の名前は善入寺といったそうです。鎌倉時代までは数代に渡り
皇族が住持を務めた格式を誇ったのですがその後衰退。
南北朝時代に黙庵というお坊さんが寺を復興したときに、禅宗のひとつである臨在宗のお寺としました。
さらに、室町時代には足利氏がこの寺を大事に整備しました。
特に二代将軍足利義詮(よしあきら)がお寺の整備に尽力しました。

そして、銀閣寺でも有名な八代将軍 足利義政の時代に、寺の名前が宝筐院にあらためられました。
江戸時代には衰退し、いったんは廃寺となったのが、明治になり復興されました。

宝筐院拝観料

拝観料は大人500円です。なんと自動販売機でチケットを買うと受付でパンフレットを下さるという
仕組みです。

宝筐院は、庭が素晴らしい

なんといっても宝筐院が素晴らしいのはその庭園です。その庭園にある木々の紅葉が素晴らしい。
今回2015年11月8日に行きましたが、かなり紅葉が進み、見ごたえがありました。
入り口のところから見た紅葉の様子です。

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庭園の至るところにある紅葉が、よく整備された庭園の中で目立っており、それほど沢山樹木がある
わけではないですが、庭園との調和が見事だと感じます。
以下本堂の縁側から見た庭の紅葉の様子3枚です。

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お庭以外の見所

楠木正行のお墓と足利義詮のお墓
南北朝時代の南朝の武将 楠木正行 と 宝筐院の前身の善入寺を整備した 足利義詮のお墓が
境内にあります。左が足利義詮の墓、右が楠木正行の墓です。
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本尊の十一面観音菩薩
本堂で見ることが出来ました。以下の写真です。

ということで、京都嵯峨野紅葉めぐりの穴場として、宝筐院を訪れてみてください。

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コメント

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