京都といえばさまざまな料理がおいしいですね。
イタリアンやラーメンなどでもおいしい店がたくさんありますが、一方京都の伝統的な料理がおいしい店、
それも歴史ある店もたくさんあります。
今回は、もう300年近くの伝統がある京都の伝統的な料理 いもぼう の平野家本店に行ってきました。
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そもそもいもぼうとは?
いもぼう とは、京野菜の海老芋と、棒鱈を焚き合わせた料理です。
それも、1週間くらいかけて戻した棒鱈と、剥いた海老芋を1日以上
炊き上げた料理になります。
棒鱈からの成分によって海老芋が崩れるのを防ぐという効果があります。
さらに海老芋からの成分によって、棒鱈が柔らかくなるというこtで、
棒鱈と海老芋の相乗効果があります。
今回初めて いもぼうを楽しむことができました。
いもぼうの名店 平野屋はなんと2軒あるのです。
ひとつは 平野家本店
もうひとつは 平野屋本家です。
食べログの点数の高いほうということで、平野屋本店のほうに行ってきました。
平野屋への行き方
八坂神社のほうから平野屋に向かいました。
四条河原町方面から歩いて、八坂神社まで約10分です。
八坂神社の鳥居をくぐり、少し歩いて左の道を進みましょう。
ほどなく、いもぼう平野屋の看板が見えてきます。
まず目につくのが、この看板の右にある平野屋本家のほうです。
本家を右手にみて、さらに歩いていくと、左側に平野屋本店が見えてきました。
入口はここです。
個室に通されました。厳密にいうと個室ではありませんね。
二組の部屋ですが、それぞれの部屋には戸がついていて個室イメージ。
実際私が行ったときはもう一組は来ませんでしたので、正に個室となりました。
いもぼう 月御膳 と いうのを頼んでみました。
これは芋棒に加えて、とろろのり巻き、ひとくち豆腐、お吸い物、ごはん、香物がありました。
もちろんメインは芋棒です。さあ、御膳が出てきました。
いもぼうの味は?
芋=京野菜の一つでもある海老芋は長時間煮込まれているおかげで、とても柔らかく、
そのうえ棒鱈も非常に柔らかく、芋と棒鱈のマッチングが本当に素晴らしかったです。
食べた後も、まったくお腹がもたれることがなく、
はじめ期待していた以上に、芋棒のおいしさを味わうことが出来ました。
平野屋本店と平野屋本家の関係とは?
会計する際に、お店の人に直接質問してみました。
その答えは以下の通りです。
・もともと親戚
・昭和30年代ころに平野屋本家は喫茶としてスタート
・そのうち芋棒も扱うようになった。
・さらに、”本家”という名称をつけるようになった。
ということで、江戸時代から300年くらいの歴史のある店は、
平野屋本店のほうみたいです。
今度平野屋本家のほうもお邪魔して食べ比べてみたいと思います。
いずれにせよ、京都の素朴な料理に触れられてとても満足でした。
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