祇園祭と梅雨明けの関係について:梅雨明け平均は7月21日です。前祭梅雨明け確率は半々。

京都の行事

祇園祭は、前祭の山鉾巡行が毎年7月17日に、後祭の山鉾巡行が毎年7月24日に決まっています。

一方、この7月といえば、大体7月のはじめから半ばくらいまでは梅雨真っ只中。
梅雨明けというと、学校が夏休みに入る7月20日くらいというイメージがありますが
実際にはどうなのでしょうか?

気象庁のデータなどから調べてみました。

やはり、梅雨明け平均は夏休み開始とほぼ同じ7月21日でした。

気象庁が梅雨入り、梅雨明けを発表するようになった1951年(昭和26年)以降、
2016年(平成28年)までの統計をみると、
京都がある近畿地方の梅雨明け平均日は、7月21日でした

ここ10年の梅雨明け日を調べてみました

年     梅雨明け日    7月17日までに梅雨明けした?
2007年 7月24日頃        ×
2008年 7月12日頃        〇
2009年 8月3日頃         ×
2010年 7月17日頃        〇
2011年 7月8日頃         〇
2012年 7月16日頃        〇
2013年 7月8日頃         〇
2014年 7月20日頃        ×
2015年 7月24日頃        ×
2016年 7月18日頃        ×

ということで、
7月17日(当日含む)までに梅雨明けていたのが5回
まだ梅雨明けしていないのが5回ということで、
まさに祇園祭の前祭山鉾巡行のときは、雨が降ることも
覚悟する必要がありますね。

梅雨入りの日にも注目です

また全体の傾向として梅雨入りが遅い年は梅雨明けも遅い傾向はあります。
今年2017年は、まだ6月5日現在でも梅雨入りする気配がないので、
これは梅雨明けも遅くなる=祇園祭の前祭 山鉾巡行は傘を用意した方が
良いかもしれませんね。

一方、後祭の山鉾巡行、7月24日頃には殆どの年は梅雨明けしている
ものの、2009年のようなこともあるので、天気予報、天気図には
注目してゆきましょう。

雨が降ったら祇園祭はどうなるの?

雨が降っても、台風が来ても、基本的には祇園祭は開催されます。
もちろんちょうど大変大きな台風などが来て被害が予測される際には、
中止ということがあるかもしれませんが、大雨くらいで中止になることはありません。
そのうえ、祇園祭見学の際は、傘をさすことは禁じられていますので、必ず雨合羽を
用意するようにしましょう。

祇園祭の日程について

ねんのため、祇園祭の主な日程を以下に記しておきます。毎年同じです。

7月10日~14日 前祭 山鉾建て
7月12日~13日 前祭 曳き初め
7月14日~16日 前祭 宵山
7月17日     前祭 山鉾巡行
7月18日~21日 後祭 山鉾建て
7月20日~21日 後祭 曳き初め
7月21日~23日 後祭 宵山
7月24日     後祭 山鉾巡行

 

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