葵祭(2016年)を観てきました。
葵祭とは?
毎年決まって5月15日に行われる 祇園祭、時代祭と並ぶ京都三大祭のひとつです。
(雨天の場合は、翌日に順延されます。翌日も雨天の場合は中止です)
三大祭含め京都のすべての祭の中で最古の祭です。
正式には、”賀茂祭”といいます。
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葵祭の由来
平安時代以来、行われてきた祭であり、
もともとは、石清水祭、春日祭と共に、三勅祭=”天皇の使者が派遣されて行われる祭”
のひとつであり、賀茂氏という氏族と皇室で行われていたものを貴族が見る祭として
定着しました。
葵祭の経路
10時半頃京都御所の建礼門を出発。丸太町通りを東に進み、
河原町通りと交差するところを左折、河原町通りを北進し、
下鴨神社に到着。下鴨神社で祭礼の儀を行った後、
14時20分頃下鴨神社を出発し、15時30分頃上賀茂神社に到着します。
行列について
今回は、先ずは、京都御所の建礼門のところで行列を見学しました。
以下写真をたくさん掲載させていただきます。
京都御所建礼門です。
9時半ころでこのくらい人が集まっていました。
いよいよ始まりました。
葵祭の行列は、大きく 本列 と 斎王代列に分かれます。
はじめは本列です。
本列の中のはじめは、行列を先導する乗尻 という騎馬です。
続いて、歴史の教科書とかに出てくる検非違使という平安時代の警察官です。
牛車です。勅使の乗る車です。
風流傘です。
もうひとつの風流傘で、これで本列が終わりとなります。
続いて、斎王列に入りました。まずは、命婦という女官です。
葵祭でもっとも有名な斎王代です。
斉王付きの巫女である駒女です。
牛車で斉王代列が終わります。
京都御所のあとは、出町柳まで斎王代を追っかけました。
斎王代とは?
平安時代に下鴨、上賀茂両神社に仕えた内親王”斎王”に倣い、
1956年(昭和31年)に”斉王代”として再興しました。
斎王代のアップです
葵祭の特徴
葵祭は、祇園祭や時代祭のような笛太鼓の音や、掛け声などがまったくなく、
聞こえるのは人の足音と馬の蹄の音くらいです。
それゆえに大変厳かな雰囲気のお祭りでした。
この祭が平安時代以来、1000年くらい続いているということに
驚きと感動を覚えました。
次回=来年以降は、午後の下鴨神社から上賀茂神社に行く途中を見学したいと思います。
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