京都四条河原町近くの”六”がつく2つの寺 六道珍皇寺と六波羅蜜寺に行ってきました。

京都の神社仏閣

先日、(2016年1月初旬)に、六道珍皇寺六波羅蜜寺という2つの寺に行ってきました。
京都四条河原町から南に歩いて約20分くらいのところにあります。
まずは、地下鉄祇園四条駅から六道珍皇寺に行ってみましょう

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地下鉄祇園四条駅から六道珍皇寺への行きかた

祇園四条駅から、四条通りを東に歩き、一本目の”大和小路通り”を右折して、
ずっと南に歩きます。五本目の道、”松原通り”を左折して、三本目の道を通り過ぎた左側にあります。

これが六道珍皇寺の入り口です。

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六道珍皇寺について

もともとは少し北にある臨済宗 建仁寺に属していた=塔頭であったこともある
臨済宗 建仁寺派 の寺です。
このお寺が何で一番有名かというと、お盆のときに、祖先の霊を迎える=精霊迎えの慣わしである
六道まいり”で有名なお寺です。
ちなみに、六道とは、仏教の世界において、主に死後の世界、しかしながら実は死後でなく、心の
機能する状態を説いているとも言われていますが、実際には祖先の霊を迎えるという
ことなので、ほぼ死後のことを表しているといっても良いと思います。
その六道とはお聞きになったこともあるかとは思いますが、
天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道 の6つです。
ここは境内にある鐘楼です。この鐘楼はとても珍しく、
中が見えなくて、口にある紐を引っ張ると鐘が鳴るのです。

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このあたりまでは普段も見れるのですが、
今回は第50回京の冬の旅 特別公開ということで見れたのが、
平安時代の役人、小野篁(おののたかむら)が冥土通いに使ったと言われる
井戸や、熊野観十心曼荼羅や地獄絵なども観ることが出来ましたが、
名前の通り、普通の寺とは一風違う雰囲気を醸し出していました。

まさに、”あの世”=”冥界”への入り口と言われるお寺だけあって、
沢山の霊が近くにあるのかもしれませんね。

六道珍皇寺拝観案内

六道まいりは毎年8月7日~10日
境内はいつでも散策可能
冥土通いの井戸などは、特別拝観時のみ公開

次に六波羅蜜寺に行きました

六道珍皇寺を後にして、次は近くの六波羅蜜寺を訪ねました。
行きかたとしては、六道珍皇道に来た道を戻る形で、2本目の道を左折すると到着です。
わずか3分程度です。

六波羅蜜寺とは?

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このお寺は、臨済宗ではなく、真言宗智山派の寺院で、本尊は十一面観音です。
開基は空也上人で、かれが念仏を唱えたときの像がもっとも有名です。
いままでもいろいろなところでその像の写真を見たことはあるのですが、
やっと本物を見ることが出来ました。
口から6体の阿弥陀仏が吐き出されているように、つけられているのが
なんといっても印象的で、それは空也上人が”南無阿弥陀仏”と唱えている姿なのだそうです。

空也上人立像はどこに?

本堂の裏の宝物収蔵庫にありました。
他にも、地蔵菩薩像とか、運慶・湛慶の像など沢山重要文化財の
の像を見ることが出来ました。

本物は撮影できなかったので、入り口の写真を紹介します。右側が有名な空也上人像です

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十一面観音は?

本尊の十一面観音は国宝ですが、見ることが出来ませんでした。
なぜなら、12年に1回の辰年のときにしか公開されないのだそうです。

字に注意です・・・

六波羅蜜寺でして、六波羅密寺ではありません。字間違いに注意ですね。

六波羅蜜寺の拝観案内

拝観時間:8時~17時
宝物館のみ有料:大人600円、大学生~中学生500円、小学生400円

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