京都の千本商店街周りのツアーに参加してきました。

京都穴場紹介、豆知識

京都の京おばたやの小畑さんのお誘いで、”千ブラツアー”という観光イベントに参加してきました。千の意味は、京都にある千本商店街の千から来ています。

千本通りとは

京都はご存じかと思いますが、平安京の時代からの流れで、碁盤の目のように上下左右が区切られています。そしてそれぞれの通りに名前が付けられています。

千本通りとは、京都市のほぼ真ん中あたりの南北を通る通りで、有名な通りの一つです。特に二条より南は、平安京の朱雀大路のあった場所になります。南はなんと伏見区、京阪線の淀駅近くまで伸びています。

千本通は、昔はアーケードも東側にあり栄えていたそうですが、現在は過去程の勢いは無いということもあり、商店街の人たちが立ち上がり、千本商店街を盛り上げようという活動の一環として、今後定期的に観光ツアーを行おうということを考えておられます。

今回はそのモニターツアーということで、なんと無料で参加させていただきました。以下主に行ったところを写真と共に紹介します。

1)千本長者町

千本長者町は、昔名前の通り、お金持ちが住んでいたところのようです。

京都市東方面には、みなさまもお聞きになったことあると思いますが、この千本長者町の交差点は、毎年8月16日に行われる五山送り火の中でも最も有名な大文字が見える場所です。

奥の方に見える山が大文字山です。今でも年配の方とかは、送り火の当日大文字の方を見て祈願されるそうです。

2)千本日活

この千本通りの西側は昭和33年までは遊郭街でした。その事務所だったところが昭和36年に東宝の映画館になり、その後、日活映画になったという歴史がある映画館です。ご存じの方多いと思いますが、日活映画は昭和40年代後半は日活ロマンポルノといって、成人映画メインの映画会社になりました。

いまでもそういった成人映画を上映しているレトロな映画館がこの千本日活です。


本日は映画館の中を見学させていただきました。最近のシネコンと違いレトロな昔の映画館の雰囲気が残っています。

 

なんと今の日本では珍しいフィルム映写機が残っている部屋まで見学させていただくことが出来ました。

今は入場料600円で1日観れるそうです。今度行ってみようかな!(笑)

3)遊郭の建物跡

元々は五番町遊郭という名前の遊郭街でした。特に栄えたのは昭和初期のようです。
昭和五年で151軒、681人の娼婦が働いていたという町でした。

ほとんどその当時の家は残ってませんが、以下の家はその当時のままのようです。

その近くにはすっぽん料理で有名な大市というお店がありました。歴代の総理大臣は全て来ているそうです。コース料理の値段は2万円台!だそうです。

4)報土寺

身寄りのない五番町の遊女たちが亡くなった後に弔った”投げ込み寺”と言われている寺だそうです。
そういう悲しい歴史がある寺です。

5)光清寺

ここは何といっても 昭和時代の作庭家として有名な重森美鈴が作庭した庭園が有名な寺です。重森美鈴は私が住んでいる松尾大社の庭園や 紅葉で有名な東福寺の庭園でも有名ですが、このお寺にもお庭があるとは知りませんでした。

かつ普段は閉門しているそうで、本日のツアーのために住職の厚意によって閉門してくれたそうです。その貴重な写真を以下に記します。

おわりに:

小畑さんのお話だと、今後定期的にこういうツアーを千本商店街を盛り上げるために行っていくだそうです。私も出来る限り参加したいと思うと共に、こういった京都の商店街を今後探索していきたいと思いました。

 

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